座談会「Vのキセキ【第3回演奏会篇】」その4
- 「松下耕×松本望」2人の作曲家
- 演奏会のネット配信とは?
- VVと指揮者の関係
- 兼団先としてのVV
兼団先としてのVV
- 続いて、これは「Vのキセキ」恒例の話題なのですが、VVについて少し聞いてみたいと思います。特に第3回演奏会の時期までは、VVは「2個目の合唱団として参加する人が多い」合唱団でした。
- わざわざ2個目の合唱団としてみんながVVに歌いに来る理由って何でしょうか。
- 僕はそもそも大学合唱団に所属してるわけじゃないから、そこはわからないんだよなあ。僕がVVで歌う決め手になったのは、第1回演奏会の時の勢いだけの演奏というか、心意気というか、歌心というか。
- 歌しかなかったからね。
- 夢中になって音楽が出来るというのが楽しいからかな。
- もし別の合唱団でメインに活動していて、そっちの合唱団で役立てるためにVVで勉強しようっていう目的だけで来るとしたら、そもそも勉強になる前にしんどくなっちゃうと思う。
- やっぱり好奇心というか、純粋にVVで歌いたい気持ちが無いと続かないかな。
- そもそも大学生同士なんだから、教えられないしね。
- 兼団してても全然構わないんだけど、兼団先は兼団先、VVはVVとして楽しむ気持ちが無いとやっていけないと思うよ。
- その上で、「VVが2つめ」という意識を持つことは団員の自由だし、そもそも否定していいものではない。
- ふらっと週1回集まって、ただ歌って、帰るっていうのが理想型だよね。
- ある程度のレベルと団員のモチベーションは保証されてるから、気軽に理想的な音楽に触れられるっていう点で兼団者が多いんじゃないかな。
- その中で、コンマスなりパートリーダーなり役職に就く人が出て来る訳ですが。仮にそれが兼団者である場合は負担では無いのでしょうか。
- どうしてもモチベーションが一方に偏るときはあるよ。
- 結局は兼団先とVVとで、メンバーが違うから続けられた面が大きいかな。音楽とか云々っていうよりは。
- あとは…VVは合唱がしたくて来る人が大半だけど、大学の合唱団は必ずしも「合唱だけが目的」の集まりじゃないから。「大学での居場所」という魅力があるよね。別にどっちがいいとかじゃなく、役割として。
- でも、そういった合唱に対するモチベーションの差みたいな所もあるから、大学合唱団とVVと両方に魅力を感じている人がいるし、負担があっても兼団が続けられるんじゃないかな。
- 兼団者が多いことから、合唱団としてのまとまりに欠けることもあったのでは?
- 音楽意外のフォローが無いからね。
- 他のサークルだったら、飲みに行こうぜとか遊びに行こうとかレクリエーション的要素があるけど、VVは団としてはそういうの基本無いからね。
- 新歓コンパもあるけど、ちゃんと練習してからのコンパだし。
- そこらへんは良い面も悪い面もあるけど、それも含めてVVだからね。歌以外のフォローが無いから、本当に歌が好きな人しかいないじゃん。僕なんか大学のサークルとかあんまり入りたくないし。
- 最近一部の団員がはほぼ毎週のように飲んでるけど、本当に最近だもんね。
- 一部の人が、それこそ兼団先の大学合唱団卒団して寂しくなったから(笑)。
- 兼団していると、お財布とか時間の都合で夜飲む余裕も中々無いよね。
- 去年度(2013年度)くらいからやっと合唱団っぽくなってきた感じある。
- 第3回演奏会のころは、まだ寄せ集め感が否めないよね。この頃新入団員だったけど運営バタバタしてる感じが見えてたもん(笑)。
- 俺はこの年代表だったんだけど、さっきも言った運営の問題が浮き彫りになったこともあって、この一年でとりあえず運営のテンプレ的なものを作ることを頑張った。
- それが次の年で上手く生かされて運営が回り始めたみたいなので、凄く嬉しい(笑)。
- さすがです(笑)。ありがとう。
- まあでも、そういう風に運営面もなんとなく確立して、VVなりの活動の仕方みたいなのが固まってきたから、最近は兼団してるかどうかとかも関係なく合唱団としてまとまりつつはあるよね
- 毎年メンバーも変わっていくから、きっとこれからも変わっていくだろうね。
次回予告
- 最後に、次回の「Vのキセキ」の情報をお聞かせください。 #nowplaying 今年(アンコール)
- 次回は、まだ話していない第1回演奏会に関する話題を中心にお送りします。
- 第1回かあ〜。懐かしいな〜。
- 記念すべき初回だし、東日本大震災の直後でほんとに大変だったよね。
- 第1回の演奏会の音源もあげるの?大丈夫かなあ…(笑)。
- 話題には事欠かなさそうですね(笑)。
- 次回の「Vのキセキ」も楽しみにして頂ければと思います。乞うご期待!
- みなさん、長時間ありがとうございました。
- ありがとうございました。
(午前4時座談会終了)
これまでの「Vのキセキ」
文責:小川俊