座談会「Vのキセキ【第1回演奏会篇】」その3
貴重な共演の場
- 第3ステージでは、姉妹合唱団のVoces Fidelisとの混声合唱のステージでした。
- 共演してみていかがでしたか。
- 姉妹、というか完全にお姉さんって感じでした。
- そもそも当時のVVの主力が1,2年生で、VFは当然3,4年生だったからね。
- 今聞いても、男声全然聞こえない(笑)。 #nowplaying 新しい歌(信長貴富作曲)
- 男声のほうが多いはずなのになあ。女声20人ぐらいしかいないのに。
- VFは音大生集団だったので…。めっちゃ上手かったです、はい。
- さっきも話題になったけど、VVの演奏会の直前にVFの演奏会をやったわけで。そしたらVFの演奏会聞いた人がめっちゃ当日券買ってくれた。
- おれまだ覚えてるよ。78枚売れた。
- すげえ(笑)。
- 普通、合唱の演奏会でそんなに当日券出ないから(笑)。
- VFさまさまという感じでした。それを受けての共演だったから本番もそれはもうお世話になって。
- VVもだけど、VFはVFで完全に今と違う団体なんだよな。
- まあもちろん、合唱団としてのまとまりが全然違うっていうのもあるだろうね。
- こっちはまだ寄せ集めの段階で、向こうはちゃんとした一つの合唱団。
- そもそも勝てる要素ないよね(笑)。
- こっちは勢いと若さでゴリ押すしかなかった。
- VFと共演することになった理由について教えて下さい。
- 元々共演は決まってた。こっちからお願いするという形で。
- VVだけで演奏会するのは無理だからね。賛助出演という形で来てもらったんだよ。
- 最初はVFに1ステージ頼もうとしてたんだけど。
- でも、VFの演奏会も元々は3月中旬を予定してたししんどいだろうと。それに合同以外のステージで1時間くらいになりそうだったから、合同演奏してもらうだけで大丈夫だってことで。
- ゆくゆくは今の東京ユースクワイアみたいな活動もしていきたいってことで、顔合わせしたんだよね。
- 松下先生の計らいでね。
- 最近は教会コンサートもそうだし、他にも色々とTYCとしてVFと同じ舞台を踏むことが多い。この時の本番が第一歩だったというわけだ。
- 合同で練習した時も、声なんてかけられなかったわ。めっちゃ上手いんだもん。なんか大人に混ざって歌わせてもらってる、みたいな感覚ですらあった。
- 勿論本番も圧倒的な実力差だったわけです。
- 個人的にはこの悔しさが今につながってる気がする。
- すぐにVFみたいになるのは無理だって分かってはいたけど、良い目標だったよ。
- 直前のVFの演奏も聞いてたからね。
- あの時の本番も凄く上手かったんだよね。
- そして、アンコールではプロのクラシック歌手でソプラニスタの岡本知高さんがゲスト出演となりました。岡本さんの出演は急遽決まったらしいのですが…?
- なんか、演奏会前々日の練習に岡本さんがしれっといてさ。 #nowplayng Cantate Domino in B♭
- おや?って(笑)。ほんとに突然だった。
- Twitterがきっかけだっけ。
- 松下先生が演奏会のアンコール前に経緯を説明してたよね。
- まず、”Cantate Domino”のVFVV合同演奏が決まったんだよね。
- それ自体がそもそも本番の直前に決まったんだよね。震災直後に発足したチャリティー企画Sing for Japan9の企画内の楽曲で、是非TYCでこれを歌おう!ってなった。
- 松下先生がその内容をツイートしたら、岡本さんからその企画に賛同する旨、そして「自分も歌いたい」という内容のコメントが届いたらしいよ。
- それで、「じゃあ水曜日は?」「空いてる!」ってことで急遽共演が決まって、演奏会前々日の練習にいらっしゃった。
- その場で松下先生がCantate Dominoのソプラノパートを書き下ろしたの。
- だから、この演奏会のための特別版だったんだよね。
- 先生がさらさら〜ってパート書き足してて「すげえ!」ってなった
- 岡本さんと一緒に歌えたのは棚からぼた餅だったなあ。
- 震災の影響で仕事が無くなったから、演奏会当日の予定が空いたらしい。
- でかかったなあ、岡本さん。
- 共演できるだけで本当に貴重な機会だったよね。
- ^ 世界の合唱作曲家によるチャリティー企画。企画への寄付を行うと、対象となる楽曲のダウンロードが可能となる。サイトはこちら(外部リンク)。