座談会「Vのキセキ【第2回演奏会篇】」その4
VVにいるワケ
- 更に団員の皆様についてもお聞きしたいと思います。
- 皆さんがVVで歌い続けている理由はずばり何でしょうか?
- なんでですかね……。
- 無いのかよ(笑)。
- まあ、一番は楽しいからかな。あとはお世話になった先輩とか、同期や後輩が残してくれたVVだから、自分がやれるうちはやっていきたいっていう気持ちもある。まあ学生団体ならどこもそうかもね。
- あとは、なんか日頃の煩わしさから解放されて楽しく歌いに来れる場所だからかな。大学にいる今しか出来ないってのも強い理由。なんか大学生にしかない謎の団結力あるじゃん。「なんとかなるっしょ!」みたいな(笑)。
- ぼくは男声っていう理由がまずはあるかな。元々高校では混声合唱やってて、男声やってみたいって気持ちがあった。
- あとこれが重要なんだけど、VVってすごくフラットな団だと思うのね。上下関係が無い。学年関係なく意見をぶつけ合うことができるってことは魅力的だと思う。
- そうやって発せられた意見をちゃんと全部受け止めてくれますよね。その意見に対してちゃんと肯定否定をしてくれますし。否定する場合もちゃんと議論してくれますもんね。
- そういう環境が作られているし、そういう環境を作る意識を持った人達が集まっているってのが魅力だな。それがVVで歌う理由。
- やはり、VVの団員自身が魅力を作っているということでしょうか?
- やっぱそうじゃないかな。みんな何かしらストイックなんだよね。問題にぶつかって行き詰まった時に、もやもやしたままで終わらせたり妥協しない意識がみんなあるっていうかさ。
- 個々人のストイックさがぶつかってVVのキャラクターを作っているんだと思う。VVなりの暗黙のルールっていうか基準がちゃんとある。
- こだわりが無いとわざわざインカレの男声合唱団なんか入ってこないですもんね。男しかいないし。
- インカレの男声合唱団って、字面だけみると胡散臭いからね(笑)。
- では皆さん以外の団員も、やはりそういったところに魅力を感じているからこそVVで歌い続けているということでしょうか?
- 他の団員、例えば今年からの人たちとかも、他にも理由はあるだろうけど今言ったような理由があったりするんじゃないかな。交通費やら本番もタダではないし、基本メール連絡が中心なのも結構大変だし。色々面倒なことがあるのにわざわざ続けているわけだから。
- 最近入団した人の話だと、昔のVVの演奏会を聴いたことがあって、その演奏を聴いて入団してくれたって人がいたりするんですよ。それがすごく嬉しい。
- 自分たちが発信してきたことに共感してもらえたってことですもんね。もっと単純に、演奏に共感してもらえたってところもあるかもしれない。
- 大学合唱団ってそれぞれの個性がしっかり持ってるところが多いから、そこに憧れを持ってる高校生とかも多いと思うんですよ。あるいは、自分の所属してる大学とは別の大学合唱団の演奏がすごくよかった!みたいなのもよくあるし。
- でも、当たり前だけど大学合唱団ってその大学に所属してないと基本的に入団できないんですよね。
- その点VVだと、男子大学生ならだれでも入団が可能ですからね。演奏がいいって思ってくれる人が入りやすい合唱団ではあるわけだ。
- やっぱり、そういう風に魅力を持ってもらえるくらいには合唱団としても成長できたってことだよね。
- 「演奏が良かったから入団しました」っていうのは合唱団にとっては嬉しいことですもんね。
- まあ、あくまでそれは「入団した理由」であって、「団で歌い続ける理由」もまたきっと個々人で異なるんじゃないかなとは思いますが。
- それぞれ違ってていいんじゃないかと思うけど、やっぱり根っこはVV団員自身が作り上げる環境に共感できるから、ってとこにありそうですね。
- 他の大学の人と話合えるっていうのもその環境の一因だよね。いろんな話聞けるのが面白い。
- あとはTwitterで絡めるし。
- それ。
- なんとなくいい話の雰囲気だったのに最後がそれか(笑)。
次回予告
- 最後に、次回の「Vのキセキ」の情報をお聞かせください。 #nowplaying そのひとがうたうとき(アンコール)
- 次回は、第3回演奏会に関する話題を中心にお送りする予定らしいです。
- 第3回演奏会のメインステージは松本望先生作曲の「天使のいる構図」でした。
- 第3回から4ステージ構成になったんですよね。
- この時から、なぜか演奏会が増えるごとにステージ数が増えていく展開に……。
- 松本望先生との共演がアツかったっすね。
- 次回の「Vのキセキ」も楽しみにして頂ければと思います。乞うご期待!
- みなさん、長時間ありがとうございました。
- ありがとうございました。
(午前6時座談会終了)
これまでの「Vのキセキ」
文責:小川俊