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告知「ヴォーチェス・フィデリス演奏会」

VF6th

こんにちは!インターカレッジ女声合唱団Voces Fidelis(ヴォーチェス・フィデリス)です♪

私たちVoces Fidelisは、VV創団より1年早い、2010年1月に発足したインターカレッジの女声合唱団です。VVと同じく、松下耕先生を音楽監督・常任指揮者にお迎えしており、団名のVoces Fidelisとはラテン語で「真実の声」を意味します。世の中にある偽りに目を眩ませず、飾らない自分自身を表現することを団の理念として名づけられました。

現在は関東圏の大学・大学院・短期大学に在学する学生60名ほどで構成されています。VVのメンバーとはTokyo Youth Choir(東京ユースクワイア)という混声合唱団として、共に演奏する機会もあります。

この度、姉妹合唱団であるVoces Veritasさんの演奏会特設サイト「Vのススメ」において、私たちの演奏会を紹介させていただけることになりました!「Vのススメ」ご愛読の皆様にも、是非ともVoces Fidelisの演奏会に足をお運びいただければと思います!

第6回演奏会について

VF6th

(↑クリックで拡大表示)

私たちは来る2015年2月19日(木)に第6回定期演奏会を開催します! 2015年は終戦70年目ということにちなんで、「反戦」という視点から【平和への祈り】をテーマに演奏会を企画しました。

演奏会は、世界の「祈り」を集めた第1ステージ、子ども視点で描かれた詩で反戦を訴える第2ステージ、女性視点の「反戦」を表現した第3ステージの、3ステージ構成です。テーマを定めて演奏会を組むのはここ最近なかったことですので、今年は例年の演奏会とはまた少し雰囲気の違う演奏会にできるのではないでしょうか。

第2ステージの『オデコのこいつ』は、VVが演奏する『王孫不帰』とほぼ同時期の1970年代に三善晃先生が作曲されたものです。他者の死に目を向けられたこれらの作品は、直接的な言葉で「反戦」を語るわけではありませんが、その詩に、その音楽に込められた「反戦」の意思がまっすぐに伝わってきます。

『オデコのこいつ』は本来児童合唱のための作品ですが、児童ではなく私たち学生が歌うことで曲に新たな深みを加えお届けできれば幸いです。

第3ステージの『あどけない帰郷』は去年桜楓合唱団第45回定期演奏会で初演されたばかりの松下先生の作品で、有難いことに今回再演させていただけることになりました。

この作品は戦争の直接的な残酷さを感じさせるわけではなく、女性の立場からの戦争が表されています。 この間接的な表現で平和に見える現代を懐疑することで、反戦の意志が伝わってきます。

戦後に生まれた私たちは、戦争がどのくらい恐ろしいものなのかということをいくら"想像"しても、現実に起こった恐ろしさを"体験"することはできません。その意味で、私たちは戦争の恐ろしさを真に理解することは不可能なのかもしれません。

誰しもが平和を希求しているはずなのに、今もどこかで争いが起きている…この矛盾に対して「反戦」への思い、「平和とは何か」という訴えを表現できるよう、練習を重ねております。

オデコのこいつ

以下、演奏会の情報です!

インターカレッジ女声合唱団Voces Fidelis第6回定期演奏会

- 日時
2015年2月19日(木)
開場 18:30 /開演 19:00

- 場所
杉並公会堂大ホール
(JR中央線・東京メトロ丸の内線荻窪駅北口から徒歩7分)

- 出演者
指揮:松下耕、蟹江春香
ピアノ:前田勝則
合唱:インターカレッジ女声合唱団Voces Fidelis

- チケット
一般/1,500円
高校生以下/1,000円
(全席自由、当日500円増し)

  • チケットは団員に直接お求めいただくほか、以下の方法でお買い求めできます。
  • e+で!(外部リンク)
  • メールフォームから!(外部リンク)

- 演奏曲目

  • ♪1st stage
  • Dona nobis pacem / 松下 耕
  • Ave verum corpus / Francis Poulenc
  • Dies sanctificatus / Huszár Lajos
  • Zwei Beter / Arvo Pärt
  • Nunc Dimittis / 松下 耕
  • Ave Maria / Gustav Holst
  • 天使と羊飼い / Kodály Zoltán
  • ♪2nd stage
  • こどものための合唱組曲「オデコのこいつ」
  • 作詩: 蓬莱泰三 / 作曲: 三善 晃
  • おまえはだれだ
  • なんだったっけ
  • ゆめ
  • けんか
  • なぜ?
  • ♪3rd stage
  • 女声合唱とピアノのための「あどけない帰郷」
  • 作詩: 山崎佳代子 / 作曲: 松下 耕
  • 厳冬を軍艦は出てゆき
  • 三月の岸に棄てられたものに
  • 戒厳令、ちぎられた風景
  • あどけない帰郷
  • - お問い合わせ
  • VFに電話!:*5*-3736-7704(*を0に代えてお電話ください)
  • VFにメール!:vf.6thconcert@gmail.com

公式サイト
http://vocesfidelis.pupu.jp(外部リンク)


曲への取り組みを通して、戦争のない安全な日常を過ごす私たちが今70年前の戦争を理解することの難しさ、詩と音の理解両方が揃って初めて生まれる世界観を表現することの難しさを感じる日々ですが、この演奏会を機に私たち一人ひとりが理解を深め、意思を持って「平和への祈り」を発信していきたいと思います。

演奏会では歌のもつメッセージを通して「平和」とは何なのか、わたしたちの住む世界は果たして「平和」なのかということをわたしたちなりに問いかけたいと思います。この節目の年に、お客さまの平和への考えの一助となれば幸いです。

みなさまお誘いあわせの上、ぜひご来場くださいませ。

文責:上地ひかり(Voces Fidelis 2014年度定期演奏会実行委員長)